28日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続落して始まり、前日に比べ290円ほど安い2万8800円台前半で推移している。前日の米株式市場でダウ工業株30種平均が4営業日ぶりに反落した流れを受け、日本株でも売りが優勢となっている。決算発表の結果が物足りないとの見方から大きく売られている銘柄もあり、下げ幅は400円を超える場面がある。
日本企業の決算発表が本格的に始まり、個別銘柄の選別色が強まっている。27日の取引時間終了後に2022年3月期の連結純利益予想を引き下げたファナックは大幅安となっている。27日に決算を発表したエムスリーや大日本住友、富士通の下げが目立っている。半面、好決算を発表したスクリンは大幅高。信越化も高い。
前日の米債券市場では長期金利が低下した一方で、中・短期金利が上昇し、利回り曲線が平たん化した。利ざやの悪化につながるとの見方から、東京市場でも銀行株に売りが出ている。
政府が新型コロナウイルス対策として続けている大規模イベントでの参加人数の制限を11月から緩和する方針だと伝わった。国内のコロナ感染者数が減少する中で既定路線との見方から、改めて取引の材料とする向きは限られている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに下落している。
T&Dや三菱UFJが下落している。KDDIやソニーG、日本取引所も売られている。一方、任天堂やZHDは上昇している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
東証寄り付き 続落、一時400円超安 ファナックやエムスリー大幅下落 - 日本経済新聞
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