新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、政府内の調整を担う河野太郎行政改革相は30日の閣議後会見で、英アストラゼネカ社製ワクチンについて、当面は別の会社のワクチンに含まれる成分でアレルギーを引き起こす人を対象に使用していく考えを明らかにした。また海外でアストラゼネカ製をすでに接種したが、2度目を終えないままに帰国した人も接種の対象にするという。
河野氏は、米ファイザー社製と米モデルナ社製に「ポリエチレングリコール(PEG)」という成分が含まれることをあげ、「それにアレルギーのある方はワクチンを打てない。別な選択肢ができることは非常に大きなことだ」と説明した。
またアストラゼネカ製を1度打って帰国した人について、河野氏は「2回目が打てずに帰国されてしまった方がそれなりの数いると聞いている」と説明。「47都道府県に拠点病院を設け、そこに速やかに(ワクチンを)お出しをして打っていただけるようにしたい」と述べた。今後、自治体側と協議するという。
自治体がワクチン不足の穴埋めにアストラゼネカ製の供給を求めてきた場合は、「早急に検討し、自治体と相談をして来週の早いタイミングでお示ししたい」と語った。
アストラゼネカ製ワクチン 使用対象を限定 河野大臣 [新型コロナウイルス] - 朝日新聞デジタル
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