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Sunday, December 5, 2021

コロナ禍、カラオケボックスは9.7%減 時短要請などで大打撃 - auone.jp

「西新パレスボウル」でボウリングを楽しむ人たち=2021年10月16日、福岡市早良区西新2丁目、浅沼愛撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休業や営業時間短縮は、遊興施設や飲食店などに大きな打撃となっている。全国でカラオケボックスは9・7%、居酒屋などは7・3%、ボウリング場は6・8%減った。音楽ライブなどの公演数は66・6%の大幅減だった。

 各業界団体の調査などによると、コロナ禍の影響度を具体的に特定することは難しいが、感染が深刻化した2020年の店舗数や売り上げは、感染拡大前の19年より減っていた。

 全国カラオケ事業者協会の調査で、カラオケボックスは20年度8436店で908店減った。店舗数の減少率は過去最大の9・7%、売り上げは5割減の1973億円。「驚愕(きょうがく)の数字。クラスター(感染者集団)の発生場所、密室というイメージがダメージにつながった」とみる。

 日本ボウリング場協会によると、20年度は過去10年で最多となる50店が閉鎖し、682店になった。昭和40年代のボウリングブームの時期に開業した施設が老朽化して減少傾向にある中、コロナ禍がのしかかったという。ボウリング場は広いスペースが必要で、「休業や時短営業の要請に応じた場合に支払われる協力金などでは、施設管理費をとてもまかなえない」。

 感染リスクが高いとされたのは飲食店。外食チェーン約450社が加盟する日本フードサービス協会の調査では20年の店舗数は1・8%減。このうち居酒屋などは7・3%減、すし店やすき焼き店など比較的単価の高い「ディナーレストラン」は4・6%減だった。居酒屋とディナーレストランの減少率はいずれも現在の集計方法となった1994年以降で最大。店舗の実数は非公表だが、「コロナ禍で大手十数社だけでも約2千店が閉店した」という。

■法的根拠がない「働きかけ」も…

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