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Wednesday, November 10, 2021

NY円、反落 1ドル=113円85~95銭 米金融政策の正常化加速との見方で - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=古江敦子】10日のニューヨーク外国為替市場で円相場は5営業日ぶりに反落し、前日比1円の円安・ドル高となる1ドル=113円85~95銭で取引を終えた。朝方発表の10月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)が金融政策の正常化を早めるとの見方からドルが円など主要通貨に対して買われた。

10月のCPIは前月比0.9%上昇し、上昇率は市場予想(0.6%)を上回った。前年同月比では6.2%上昇と1990年以来の高さとなった。物とサービスの幅広い分野でインフレが鮮明となり「FRBはインフレが一時的との見方を維持するのが一段と難しくなった」(パンセオン・マクロエコノミクス)との指摘があった。

為替市場では「インフレ加速を受けてFRBはテーパリング(量的緩和の縮小)の規模拡大に動き、来年半ばにも利上げするとの観測が広がった」(ジェフリーズのブラッド・ベクテル氏)という。米長期金利の指標である10年物国債利回りが1.55%と前日から0.11%上昇し、日米金利差の拡大を見込む円売り・ドル買いも誘った。

円の安値は114円ちょうど、高値はCPI発表前に付けた113円05銭だった。

円は対ユーロで続伸し、前日比15銭円高・ユーロ安の1ユーロ=130円70~80銭で取引を終えた。ユーロが対ドルで大きく下落し、円に対するユーロ売りにつながった。

ユーロは対ドルで4営業日ぶりに反落。前日比0.0120ドル安い1ユーロ=1.1470~80ドルで終えた。一時は1.1476ドルと2020年7月以来のユーロ安水準を付けた。米CPIの発表を受けて米国の金融引き締めが欧州より先行するとの見方が広がり、ユーロ売りが優勢となった。米長期金利の上昇で欧米金利差の拡大を見込むユーロ売り・ドル買いも促した。この日の高値は1.1574ドルだった。

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