【北京=三塚聖平】トヨタ自動車が3日発表した中国市場における10月の新車販売台数は、前年同月比19・2%減の14万2000台だった。ホンダも17・9%減の14万8377台。世界的な半導体不足による影響を受け、2桁のマイナスが続いている。
前年実績を下回るのはトヨタが3カ月連続、ホンダが6カ月連続だったが、両社とも下落幅は9月から縮小している。
トヨタは、東南アジアにおける新型コロナウイルスの感染拡大を受け、半導体を含む部品の調達が滞ったことが生産、販売に響いている。ただ、中国市場で人気があるスポーツ用多目的車(SUV)などに回復傾向も出てきている。
ホンダは、主力の「シビック」の新型モデルが好調だった。
世界に先駆けてコロナ禍からの回復が続いてきた中国自動車市場だが、世界的な半導体不足の影響を受けて悪化傾向が強まっている。また、中国各地では10月中旬から感染再拡大が止まらず各種の制限措置をとる地方が増えているほか、電力不足の深刻化により停電や供給制限が起きており、今後の新車販売に与える影響が注目される。
トヨタ、ホンダが中国販売減 10月も半導体不足の影響続く - 産経ニュース
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