2021年10月29日08時17分
【ニューヨーク時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は28日、経営危機に陥っている中国不動産開発大手の中国恒大集団が、29日に支払い猶予期限を迎えるドル建て社債の利払いを実施したと報じた。社債保有者の話として伝えた。デフォルト(債務不履行)を当面回避したが、依然として資金繰りは厳しいとみられ、綱渡りが続きそうだ。
恒大は、9月29日が期日だった社債の利息4750万ドル(約54億円)の支払いを見送り、30日間の猶予期間に入っていた。今月23日に猶予期限を迎えていた別の社債の利払いも直前に履行した。
ただ、今後も別の社債利払いや元本償還の期限が続く。今月11日には、1億ドルを超える別のドル建て社債の利息も支払っておらず、資金手当てが急務だ。
中国恒大、利払い実施 デフォルト回避も綱渡り続く―米メディア:時事ドットコム - 時事通信ニュース
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