2日の米株式市場で、配車サービスを手掛ける中国の 滴滴グローバルの米国預託株式(ADS)が一時11%安と急落。中国サイバースペース管理局(CAC)がサイバーセキュリティーに関して同社の調査に着手したと発表したことが材料。同社は6月30日にニューヨーク証券取引所に上場したばかりだった。
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CACの 声明によると、調査はデータセキュリティーのリスクを防ぎ、国家安全保障や公共の利益を保護することを目的としている。
中国ネット規制当局による今回の突然の調査は、反トラスト(独占禁止)からデータセキュリティーに至るまで、広い範囲で同社への締め付けを強めるものだ。
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CACは、具体的に何を調査するのかは明らかにしていない。ただ、発表のタイミングが同社のIPOおよび中国共産党創建100年記念式典の直後だったことに大きな意味がありそうだ。
滴滴は「当社は調査が行われる期間、関連する政府当局に全面的に協力する」と文書で説明。「サイバーセキュリティーリスクの包括的な検証を行い、当社のサイバーセキュリティーシステムと技術力を継続的に改善していく」意向を示した。
原題: Didi Tumbles on China Cybersecurity Review 2 Days After IPO (2)(抜粋)
Didi Shares Slide After China Launches Cybersecurity Review(抜粋)
滴滴グローバルのADS急落-中国ネット規制当局の調査開始で - ブルームバーグ
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