(ブルームバーグ): 製薬大手の米ファイザーは28日、今年の新型コロナウイルスワクチンの売上高予想を335億ドル(約3兆7000億円)と、従来予想の260億ドルから上方修正した。
新型コロナのデルタ変異株が猛威を振るい、各国で感染が新たに拡大しており、独ビオンテックと共同開発したワクチンの需要が強いことが示された。
4-6月(第2四半期)のワクチン受注額は78億ドルと、アナリスト予想平均の70億5000万ドルを上回った。2回接種が必要なファイザー製ワクチンはこれまで10億回分を供給しており、7月半ばまでに21億回分を契約、年末までには30億回分を生産する。
ファイザーとビオンテックは2度のワクチン接種で得られた免疫をさらに強化するために、3度目のブースター(追加免疫)接種の可能性について当局と協議している。
ファイザー、ブースターの使用許可申請計画-米当局は慎重な構え (2)
ファイザーは通期売上高を780億-800億ドルと予想している。従来見通しは705億-725億ドルだった。調整後1株当たり利益は3.95-4.05ドルと、従来予想の3.55 -3.65ドルから上方修正した。
PFE:通期調整後1株利益予想を上方修正:スナップショット
同社はまた、デルタ変異株に効果のある新たなワクチン生産も目指している。プレゼンテーション資料によれば、当局からの承認を待って来月から新ワクチンの臨床試験を開始する見込みだと明らかにした。初回供給分は既に生産済みだという。
原題:Pfizer Boosts Forecast for Vaccine Sales to $33.5 Billion (2)(抜粋)
Pfizer Boosts Forecast for Vaccine Sales to $33.5 Billion (3)(抜粋)
(c)2021 Bloomberg L.P.
Riley Griffin
ファイザー、今年のコロナワクチン売上高予想を335億ドルに引き上げ(Bloomberg) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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