11日の米国株式市場は、週明けにFOMC(米連邦公開市場委員会)を控え、買い向かいにくい展開になるとみられる。
10日は、米5月CPI(消費者物価指数)が市場予想を上回ったものの、半導体の供給不足が広範に物価を一時的に押し上げたものであり、FRB(米連邦準備制度理事会)がテーパリング(量的金融緩和の段階的縮小)を急ぐほどのものではないとの見方が広がり、米長期金利が低下。株式市場ではハイテク株などが買われる展開となった。
きょう11日は、6月ミシガン大学消費者マインド指数・速報値の発表があるものの、CPI通過で一服感が出そう。一方、英コーンウォールで13日まで開催されるG7(主要7カ国)首脳会議では、気候変動問題や新型コロナウイルスのワクチン供給ついて協議される。初日のきょうは、パンデミックからの復興やワクチン供給について集中的に議論される見通し。ワクチン供給は途上国対応では中国が先行している状況だが、対中包囲網の構築にまつわるニュースヘッドラインに市場が反応する可能性もあるので注視しておきたい。
<主な米経済指標・イベント>
6月ミシガン大学消費者マインド指数・速報値
G7首脳会議(英開催、-13日)
(日付は現地時間)
◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。
提供:モーニングスター社
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