東京株式相場は続伸。米国金利の先高観が薄れており世界経済の回復期待から、半導体関連など電機や精密、機械、化学、医薬品などの成長銘柄に買いが入っている。一方、国内の政局不安や今晩から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に買い手控えが上値を抑えそうだ。
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市場関係者の見方
大和証券投資情報部の石黒英之シニアストラテジスト
- 米国中心にインフレ懸念が足元で後退して世界のコロナ感染者数も急激に減少、経済正常化期待もあり投資環境としては良好な状態になっている
- FOMCへの様子見ムードも強いが、米国の期待インフレ率は低下基調で、米連邦準備制度理事会(FRB)も慎重に出口戦略を探る姿勢を示してくるだろう
- ただ、国内ではきょう不信任決議案が出ると報道され、五輪後の解散総選挙が意識されるなどの政局不安や五輪後の新型コロナ感染再拡大の懸念を抱え、海外投資家は日本株を買いにくく重しになるだろう
東証33業種
上昇率上位 | 精密機器、不動産、金属製品、電機機器、機械、医薬品、食料品、陸運 |
下落率上位 | 鉄鋼、空運、海運、その他製品、卸売業、保険、サービス、水産・農林 |
背景
- 米国株、S&P500種とナスダックが最高値-フィラデルフィア半導体指数(SOX)は1.4%高
- 米国10年債利回りは1.49%と4ベーシスポイント(bp)上昇
- 野党4党首、15日午前に 内閣不信任案提出で一致-共同通信
- 米テーパリングは2022年早期に開始、正常化に向け一歩-JPモルガン
- けさのドル・円相場は1ドル=110円05銭近辺で推移、前日の日本株終値時点は109円75銭
日本株は続伸、米金利先高観薄れ経済成長に期待-電機や機械高い - ブルームバーグ
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