旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)は24日、政府の観光支援策「Go To トラベル」の補助金を不正受給した疑いがある子会社2社について、顧問弁護士らでつくる調査委員会の報告書を公表した。不正受給の疑いがある補助金総額は、旅行先の飲食店などで使える「地域共通クーポン」も含め、最大で6億8329万円に上るとした。
子会社は「ミキ・ツーリスト」(東京都港区)と「ジャパンホリデートラベル」(大阪市)。客室は元HIS社長の平林朗氏が経営するホテル運営会社「JHAT」(東京都港区)が提供していたが、実態のない宿泊分について、補助金を不正受給したと認定した。
ミキ・ツーリストは4080万円をJHATと不当に折半しようとした疑いがあり、「組織的に計画されたと推測される」と認定した。一方、ジャパンホリデートラベルはJHAT側から提案されたツアーを販売していたが、「トラベル事業を悪用する意図はなかった」と認定した。国庫に返還すべき額は最大で6億4249万円に上るとした。
不正受給は、観光庁からトラベル事業を受託している事務局の指摘を受けて判明し、HISが今月8日に調査委を設置し、実態解明を進めていた。
HIS子会社の不正受給疑い補助金、総額で最大6億8329万円…調査委が報告書(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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