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Wednesday, September 8, 2021

NY円、小反発 1ドル=110円20~30銭 欧米株安でリスク回避の円買い - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=戸部実華】8日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に反発し、前日比05銭円高・ドル安の1ドル=110円20~30銭で取引を終えた。欧米の主要な株式相場が下落し、低リスク通貨とされる円は買いがやや優勢だった。ただ、流動性が高く、円と同様にリスク回避時に買われやすいドルも欧州通貨に対して強含み、円の上値は限られた。

8日の米株式市場で主要3株価指数はそろって下げた。新型コロナウイルスのインド型(デルタ型)の感染拡大が景気回復の遅れにつながるとの懸念が強い。米連邦準備理事会(FRB)は8日公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)で夏場の経済成長は「穏やかなペースへとわずかに減速した」と指摘した。米長期金利が低下し、日米金利差の拡大観測の後退も円買い・ドル売りにつながった。

ただ、円の上値は重かった。ドルがユーロや英ポンドなどに対して買われ、対円でのドル買いに波及した。

ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は8日の講演でテーパリング(量的緩和の縮小)について「経済が予想通りに改善を続けるなら、年内に資産購入のペースを下げ始めることが適切だろう」と述べた。一方、労働市場は「最大雇用の目標達成にはまだ長い道のりがある」との見方を示した。新味に欠け、相場への影響は限られた。

円の高値は110円15銭、安値は110円39銭だった。

円は対ユーロで反発し、前日比30銭円高・ユーロ安の1ユーロ=130円25~35銭で取引を終えた。

ユーロは対ドルで続落し、前日比0.0025ドルユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1810~20ドルで取引を終えた。欧米株安を受け、ユーロ売り・ドル買いが優勢だった。欧州中央銀行(ECB)による量的緩和の縮小観測で前週末にかけてユーロ買いが続いたが、9日のECB理事会を見極めたいとして持ち高を中立方向に戻すユーロ売り・ドル買いも入った。

ユーロの安値は1.1802ドル、高値は1.1830ドルだった。

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