元ニッポン放送のアナウンサーで、同局の「ニッポン放送 ショウアップナイター」の野球実況を数多く務め「レジェンド」と呼ばれた深澤弘（ふかさわ・ひろし）さんが死去したことが８日、分かった。８５歳だった。この日、午後５時半からの同局「ショウアップナイタープレイボール」で発表された。
深澤さんは巨人・長嶋茂雄終身名誉監督（８５）＝報知新聞社客員＝とは親交が深く、７４年の現役引退試合は、ラジオで唯一実況したことで知られている。
番組では深澤さんが実況を担当した８８年６月１５日のヤクルト・巨人戦を放送。長嶋氏が解説で、ヤクルト在籍時の長嶋一茂さんが代打で出場。「出て参りました。代打起用です」と熱く語る深澤さんと、球場の観客が実況席を見つめる異様な事態に「お客さんグラウンドを注目してください」と照れる長嶋氏の掛け合いが流れた。
番組内では長嶋氏のコメントも放送された。「私の現役時代から近くで見守ってくれ、公私ともに支えてくれた取材者と選手を越えた親友でした。本当にショックです。ご冥福をお祈りします」
元ニッポン放送アナ・深澤弘さん死去、８５歳 ショウアップナイター名実況 親友のミスター「本当にショック」 - スポーツ報知
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