Rechercher dans ce blog

Wednesday, August 18, 2021

NY円、続落 1ドル=109円70~80銭 FOMC議事要旨公表後に下げ渋り - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=戸部実華】18日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比15銭円安・ドル高の1ドル=109円70~80銭で取引を終えた。米長期金利が上昇した局面で日米金利差の拡大観測から円売り・ドル買いが先行した。ただ、午後に公表された7月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を受け、円は下げ渋った。

米債券市場で長期金利の指標である10年物国債利回りは一時、前日比0.04%高い1.30%を付けた。米連邦準備理事会(FRB)高官のタカ派発言も円売り・ドル買いを誘った。セントルイス連銀のブラード総裁が18日の米メディアのインタビューで「新型コロナウイルスのインド型(デルタ型)の感染拡大は経済回復を妨げない」と述べ、FRBは「テーパリング(量的緩和の縮小)に取りかかるべきだ」と述べたと伝わった。

ただ、午後にFOMCの議事要旨が公表されると、円は下げ幅を縮めた。議事要旨では大半の参加者が「年内に資産購入ペースの縮小を始めるのが適切になるだろうと述べた」ことがわかった。一方、数人の参加者は労働市場の回復は開始条件から遠いとして「来年初めが適切になる」とみていた。市場では「早期のテーパリングを見込む市場関係者もいただけに、明確な時期が示されずドル売りを誘った」(邦銀為替ディーラー)との声が聞かれた。議事要旨公表後に米長期金利が低下したのも円買い・ドル売りを誘った。

米株式相場が取引終了にかけて下げ幅を広げ、ダウ工業株30種平均は382ドル安で終えた。投資家のリスク回避姿勢が強まり、低リスク通貨とされる円を下支えした。

円の安値は110円07銭、高値は109円72銭だった。

円は対ユーロで5営業日ぶりに反落し、前日比25銭円安・ユーロ高の1ユーロ=128円50~60銭で取引を終えた。

ユーロは対ドルで横ばいとなり、前日と同じ1ユーロ=1.1705~15ドルで取引を終えた。米長期金利の上昇に伴う欧米金利差の拡大観測などで、一時は1.1694ドルと昨年11月以来のユーロ安・ドル高水準を付けた。売り一巡後は持ち高調整のユーロ買い・ドル売りが優勢となった。ユーロの高値は1.1743ドルだった。

Adblock test (Why?)


NY円、続落 1ドル=109円70~80銭 FOMC議事要旨公表後に下げ渋り - 日本経済新聞
Read More

No comments:

Post a Comment

NY株見通し-引き続き軟調か 経済指標は12月ISM非製造業総合指数など - ニュース・コラム - Y!ファイナンス - Yahoo!ファイナンス

 今晩のNY市場は引き続き軟調か。昨日は米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、より積極的な利上げや、利上げ実施直後のバランスシート縮小の可能性が示されたことで長期金利が上昇。ハイテク株主体のナスダック総合が3.34%安と大幅に2日続落し、朝方に史上最高値を更新したダウ平均...