【NQNニューヨーク=戸部実華】20日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発し、前日比225ドル96セント高の3万5120ドル08セント(速報値)で終えた。ハイテク株が買われ、ダウ平均を押し上げた。前日まで下げが目立っていた消費関連株や景気敏感株の一部にも押し目買いが入った。
前日に業務ソフトの値上げを発表したソフトウエアのマイクロソフトが業績期待の買いで上げ、上場来高値を更新した。顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムやスマートフォンのアップルも高い。消費関連株ではホームセンターのホーム・デポ、スポーツ用品のナイキが高い。景気敏感株は総じて上値が重い展開だったが、化学のダウや航空機のボーイングなどが小幅に上げた。
もっとも、新型コロナウイルスのインド型(デルタ型)のまん延による景気減速への警戒は相場の重荷だった。米連邦準備理事会(FRB)がテーパリング(量的緩和の縮小)を早期に実施するとの観測が強まり、米景気を冷やしかねないとの懸念もくすぶったままだった。そのため、景気敏感株の上値を追う動きは鈍かった。
米国株、ダウ反発 ハイテク株が相場押し上げ - 日本経済新聞
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