東京都が若者向けに開設したJR渋谷駅近くの新型コロナウイルスワクチン接種会場では29日、前日に続いて抽選制による接種が行われた。予約は不要で、当選者354人に対して1357人に抽選券が配られ、倍率は約3・8倍。本人確認の手順を改善して待ち時間の短縮化を図るなどしたため混乱はなく、若者からは「思ったよりスムーズだった」との声が聞かれた。
東京都の担当者によると、会場の渋谷区立勤労福祉会館では午前9時から抽選券を配る予定だったが、午前7時15分ごろには約50人の列ができたため、前倒しで配布を始めた。この日は、抽選券を配る際の本人確認を簡略化し、当選後に詳しく確認するように対応を変更。配布終了となる午前10時半の直前に駆け込みで数十人が一気に列をなす場面もあったが、作業は円滑に進んだ。
若者向けのワクチン接種会場については、初日の27日は先着制としたため未明から並ぶ人が集まり、午前7時半で受け付けが終了する事態に。2日目の28日からは抽選制に切り替えたが、当選者354人に対し、抽選券には6倍以上の2226人が殺到した。 (共同)
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東京・渋谷の若者向けワクチン接種、本人確認の簡略化で待ち時間短縮「思ったよりスムーズ」の声も - 東京新聞
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