3日の香港株式市場で、テンセント・ホールディングス( 騰訊)株が一時11%近く急落。国営新華社通信系の国営紙・経済参考報はゲームを「精神的アヘン」「電子薬物」だと 批判し、中国政府がオンラインエンターテインメントを次の標的にするとの懸念が広がっている。
経済参考報がゲーム産業を厳しく批判する記事を配信したことを受け、同事業を手掛けるネットイース( 網易)やXDも急落。東京市場でも ネクソンが大きく値を下げている。
中国はオンラインゲームの有害性に警戒を-経済参考報
経済参考報はある生徒の証言として、テンセントで最も人気を集めるゲームの1つ、「王者栄耀(オナー・オブ・キングス)」に1日8時間興じている同級生もいると報道。ゲームに費やす時間について管理強化を求めた。この記事は印刷版には残っているものの、数時間後にオンラインリンクが削除されたことを受け、午後の取引ではテンセント株の下げが幾分縮小した。
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DZTリサーチのシンガポール在勤アナリスト、ケ・ヤン氏は「精神的アヘンという言葉の選択が特に辛辣(しんらつ)で、規制当局がこれに関して何もしないとすれば驚きだ」と述べた。
原題: Tencent Pares Drop After ‘Spiritual Opium’ Article Link Removed(抜粋)
(第3段落に情報を追加し更新します)
テンセント株が急落-ゲームは「精神的アヘン」と中国メディア - ブルームバーグ
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