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Thursday, August 12, 2021

米国株、ダウ14ドル高で連日最高値 主力ハイテクに買い ナスダック反発 - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=横内理恵】12日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に3日続伸した。前日比14ドル88セント(0.04%)高の3万5499ドル85セントで終え、連日で過去最高値を更新した。夏場以降に出遅れていたハイテク株に見直し買いが入り、ダウ平均を支えた。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で経済活動の正常化が遅れるとの懸念がくすぶり、景気敏感株には売りが出た。

スマートフォンのアップルや顧客情報管理のセールスフォース・ドットコム、ソフトウエアのマイクロソフトが上昇。3銘柄でダウ平均を約80ドル押し上げた。7月以降、米株市場では成長株から景気敏感など割安株に資金を移す動きが強まり、主力ハイテク株は出遅れ気味だった。12日はこうした取引をひとまず巻き戻す動きが出たようだ。

米債券市場で長期金利が前日比0.02%高い1.37%に上昇する場面があり、利ざや改善期待からJPモルガン・チェースなど金融株も上げて終えた。

ダウ平均は一時132ドル安となるなど前日終値を下回する場面が多かった。米国では新型コロナの1日あたりの感染者数(7日平均)が11万人台に上昇し、今後数週間は上昇基調が続くとみられている。空運大手のサウスウエスト航空は11日の米証券取引委員会(SEC)への届出で8月に入って予約が減り、解約も増えていると指摘した。

旅行・レジャー関連の消費が鈍る可能性が意識され、クルーズ船株や空運株の下げが目立った。ダウ平均の構成銘柄ではクレジットカードのビザやアメリカン・エキスプレスが下げた。

バイデン政権のインフラ投資計画の前進を好感して今週に入って上昇が目立っていた建機のキャタピラーや化学のダウなど、資本財や素材株にも利益確定売りが出た。半導体のインテルも安い。DRAMの需給サイクルがピークを過ぎたとしてアナリストが投資判断を引き下げたマイクロン・テクノロジーが大幅安となり、連れ安した。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発し、前日比51.127ポイント(0.3%)高の1万4186.262で終えた。アップルなどに加え、電気自動車のテスラや交流サイトのフェイスブックも上げた。

多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は3日続伸し、前日比13.13ポイント(0.3%)高の4460.83で終え、連日で過去最高値を更新した。

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