29日の米国株式市場では、米4-6月期GDP(国内総生産)速報値が注目となる。市場予想の平均値は前期比年率8.5%増。前期(1-3月期)の6.4%増を上回る見通し。市場予想通りなら米経済の正常化が順調に進んでいると受け止められるが、市場予想を大きく上回るようだとテーパリング(量的金融緩和の段階的縮小)前倒し観測が強まり、株価の重しになる可能性がある。FOMC(米連邦公開市場委員会)はバランスの取れた内容との評価もあるが、ややタカ派的だったとの見方もあり、強い経済指標に対して素直に反応できるか注目しておきたい。
<主な米経済指標・イベント>
米4-6月期GDP(国内総生産)速報値、米新規失業保険申請件数
マスターカード、アストラゼネカ、アマゾン・ドット・コム、ギリアド・サイエンシズなどが決算を発表
◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。
提供:モーニングスター社
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