28日前場の日経平均株価は前日比321円45銭安の2万7648円77銭と4営業日ぶりに大幅反落。朝方は、27日の欧米株安を受け、売りが先行した。国内での新型コロナウイルスの感染再拡大や、中国当局によるネット企業などへの規制強化も懸念された。前場中盤にかけて下げ渋る場面もあったが、買いは続かず、再び軟化。中国・上海総合指数の下げも重しとなり、一時2万7574円98銭(前日比395円24銭安)まで下押した。その後の戻りは限定され、さえない展開となった。
東証1部の出来高は5億1246万株、売買代金は1兆647億円。騰落銘柄数は値上がり458銘柄、値下がり1605銘柄、変わらず117銘柄。
業種別では、SUMCO <3436> 、LIXIL <5938> などの金属製品株が軟調。エムスリー <2413> 、リクルートHD <6098> などのサービス株や、ソフバンG <9984> 、ZHD <4689> などの情報通信株も安い。日通 <9062> 、JR西日本 <9021> などの陸運株もさえず、東エレク <8035> 、アドバンテスト <6857> などの電機株も売られた。JAL <9201> 、ANA <9202> などの空運株や、任天堂 <7974> 、バンナムHD <7832> などのその他製品株も値を下げた。
半面、日本製鉄 <5401> 、JFE <5411> 、神戸鋼 <5406> などの鉄鋼株が堅調。東レ <3402> 、東洋紡 <3101> などの繊維製品株や、ENEOS <5020> などの石油石炭製品株もしっかり。日本紙 <3863> 、レンゴー <3941> などのパルプ紙株も引き締まった。
個別では、タツタ線 <5809> 、SPK <7466> 、ダイヤHD <6699> 、ゲンキードラ <9267> 、プレミアG <7199> などの下げが目立った。半面、サカイオーベ <3408> (監理)がストップ高カイ気配となり、ピーシーエー <9629> がストップ高。ダイトウボウ <3202> 、東京機 <6335> 、三菱自 <7211> などの上げも目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、25業種が下落した。
提供:モーニングスター社
日経平均は321円安と4日ぶり大幅反落、欧米株安で売り先行、上海株安も重し=28日前場 - ニュース・コラム - Y!ファイナンス - Yahoo!ファイナンス
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