東京五輪期間中を中心に競技会場へのアクセス路線で臨時列車を走らせる予定のJR東日本が、無観客の会場に加え、首都圏外で観客を入れて行われる会場についても、臨時列車を大幅に削減する方針であることが12日、分かった。計画では計約4900本に上る臨時列車を予定していた〝五輪ダイヤ〟は、数百本を残して瓦解する見込みとなった。
JR東をめぐっては、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県の競技会場が無観客となったことを受け、既に山手線など首都圏の21路線で臨時列車の深夜運行を取りやめることが決まっている。
関係者によると、首都圏外にある有観客の会場でも取りやめが相次ぐ見込み。
サッカー会場となるカシマスタジアム(茨城県鹿嶋市)は、県内の小中高校生らが対象の学校連携チケットによる昼間の試合観戦のみとなったため、都内などと往復させる予定だった臨時列車を中止とする。
同じくサッカー会場で、観客1万人を上限とする宮城スタジアム(宮城県利府町)関連では、東北新幹線の深夜運行を取りやめる見通し。在来線については予定通り臨時運行する。
そのほか、静岡県伊豆市の自転車競技会場に向かう東海道線と伊東線については、実際の観客数を確認した上で運行の有無を判断する方針。一転して10日に無観客が決まった福島市の野球・ソフトボール会場関連は調整中だ。東北新幹線を臨時に運行する予定で、指定席券を既に販売済みだが、計画通りの運行は難しいとみられる。
首都圏の会場にアクセスする最寄り路線の臨時列車も、沿線にサッカー会場がある横浜線と武蔵野線、ゴルフ会場がある川越線、水泳やカヌーなどの会場がある京葉線(日中のみ)での運行を取りやめるとした。
有観客会場でも臨時列車を大幅減へ JR東の〝五輪ダイヤ〟瓦解 - 産経ニュース
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