14日の東京株式市場で日経平均株価は反落しそうだ。13日の米市場で主要3指数がそろって下落した流れを受け、日本株にも売りが先行しそうだ。日経平均は直近の2日間で700円超上げており、戻り売りが出やすいだろう。日経平均は前日終値から200円程度安い2万8500円前後が下値メドになるだろう。
13日の米市場でダウ工業株30種平均は反落し、107ドル(0.3%)安だった。機体の一部改修で生産ペースを引き下げると発表したボーイングの下落がダウ平均を押し下げた。4~6月期決算を発表した大手金融株が売られたのも投資心理を冷やした。ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は0.37%安、S&P500種株価指数は0.35%安だった。
新型コロナウイルスの感染再拡大への警戒がくすぶり、日本株が上値を追っていくのは難しいとの見方は多い。日経平均はここ2カ月、2万7000円~2万9000円を中心とした範囲での推移が続く。2万9000円に近づいていることも、目先の上値の重さを連想させ、売りを誘うだろう。
23日に東京五輪の開幕を控えている上、4~6月期の主要企業の決算発表が本格化するのも7月下旬とあって、積極的に売買しにくい状況が続く。朝方の売買一巡後は、米株価指数先物やアジア株にらみの展開になることが見込まれる。
国内では、エービーシー・マートが3~5月期決算を発表する。海外では、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が米下院金融サービス委員会での証言に臨む。バンク・オブ・アメリカ、シティグループなどが4~6月期決算を発表する。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
日経平均、米主要3指数下落が重荷(先読み株式相場) - 日本経済新聞
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