なぜ、あのような結果になったのか。25日の東芝の定時株主総会で、企業統治の「要」だった取締役会議長の永山治氏(中外製薬名誉会長)の再任案が否決された。もとより「物言う株主」の反対は強まっていたが、関係者や株主に取材すると、総会で明らかにされたあるやりとりが逆風になった可能性が浮かび上がった。【竹地広憲、杉山雄飛】
「賛成、ギリギリ過半数」
「直前の票読みでは、(賛成が)ギリギリ過半数に達すると聞いていた。それで安心していたので、ショックは大きい」。東芝の総会があった25日夜、ある金融機関幹部はそう明かした。関係者は、永山氏らの選任議案はなんとか可決されると見込んでいたとみられる。
それが一転、否決された。この幹部は、その一因として「ああいうやりとりが明るみに出たのが株主の心証を悪くした」と指摘した。総会で出た「ああいうやりとり」とは、どのようなものだった…
東芝、外れた票読み 株主総会で暴露の「ああいうやりとり」逆風 - 毎日新聞 - 毎日新聞
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