ユナイテッド航空は、ボーイングとエアバスの単通路機を270機発注すると発表した。
発注するのは、ボーイング737 MAX 8を50機と、ボーイング737 MAX 10を150機、エアバスA321neoを70機。ユナイテッド航空として最大、過去10年に単一の航空会社として発注した機体数としても最大になる。モノクラス仕様のリージョナル機200機を置き換える。
ボーイング737 MAX 8には、ユナイテッド・ファースト16席、エコノミープラス54席を備える。ボーイング737 MAX 10には、ユナイテッド・ファースト20席、エコノミープラス64席を配置する。エアバスA321neoでも同様の仕様となる見通し。アメリカ国内線の供給座席数は約30%増加するほか、北米出発便でユナイテッド・ファーストやエコノミープラスなどのプレミアムシートを、2019年と比べて約75%増やす。
また、現行の主要路線向けナローボディ機の機内インテリアデザインを一新する。ユナイテッド・ファーストでは13インチ、エコノミークラスでは10インチモニターを設置するほか、電源やUSBポートも用意する。今夏にも新デザインを採用したボーイング737 MAX 8の運航を開始し、2025年までに導入を完了する。
これにより、すでに発注済みの50機のエアバスA321XLRなどを含め、500機以上のナローボティ機を導入することになる。2022年に40機、2023年に138機、2024年以降に350機を受領することを予定している。2023年には平均して3日に1機の新機材を導入することになる。新機材の発注によって、25,000人以上の雇用創出や、二酸化炭素排出量の削減も見込める。
ユナイテッド航空のスコット・カービー最高経営責任者(CEO)は、「弊社のユナイテッドネクストは、航空旅行需要が復活するのに合わせて弊社のビジネスを加速させ、お客様の飛行体験を革命的に改善させます。新インテリアデザインの新規航空機を導入すると同時に、数多くの既存航空機を同インテリアデザインで素早くアップグレードすることで、弊社のグローバルネットワークにおいて、フレンドリーで頼りになるサービスと最高の機内体験を一体化させることができます。また同時に、今回の発注は米国経済を幅広く後押しするというユナイテッドの重要な役割を示すものでもあります。今回の新規航空機の発注により、新たな職の創出、旅行者の支出、商取引の拡大など、弊社が就航する地域に対して大きな経済効果も創出します」とコメントしている。
ユナイテッド航空、ボーイングとエアバスの単通路機270機発注 インテリア一新 - TRAICY(トライシー)
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